ネタの作り方

ねこよん
ねこよん
  • 資料にインパクトを出したい
  • オリジナルの資料を作りたい
  • 個性を出してアピールしたい

オリジナルのインパクトのあるネタを作りたいけど作り方がわからない。

ネタ作りに悩むみなさんにオリジナルネタの作り方を紹介します。

だけど・・・ちょっと待って!

ネタを作る前に絶対に守ってほしいことがあります。

ネタ元は信頼のおける情報ソースであること

インパクトのあるネタを作ると言っても、単なる思いつきやいい加減な情報ではいけません。
信頼のおける機関から情報ソースを活用すること。

信頼のおける情報ソースの例

信頼度カテゴリー機関具体例
各省庁厚生労働省、環境省、消費者庁など食事摂取基準、熱中症マニュアル、日本食品標準成分表 など
独立行政法人国立スポーツセンター、
医薬基盤・健康・栄養研究所など
学術誌、ガイドブックなど
公益財団法人、一般社団法人の一部日本スポーツ協会、
スポーツ栄養協会など
声明文、教科書、小冊子など
論文学会や協会が推奨しているものなら信頼度高め査読という客観的な評価を受けているので信用できる
教会で権威のある先生の書籍○○学会会長、理事長など
××大学 教授、助教など
参考文献を確認して引用
企業宣伝セミナー大手企業
スポーツドリンク、サプリメント販売企業
販売が目的の研究のため参考程度にしておく
企業独自研究は論文になっているものは考察の余地あり
×ネットの情報 引用があっても使用不可
国の機関は時間をかけて膨大なエビデンスを構築しているので一番信用できる

少しでも怪しいと思ったら引用しない

引用があったら遡る、遡れない情報は採用しない。

最終的には自分自身の身を守ることになります。

そのような情報は「○○のような話は聞いたことがある」程度にして、文字にして残すことはやめましょう。

オリジナルネタの作り方3選

信頼するデータを手に入れたら、その中からさまざまな情報をピックアップして新しいネタを作ってみましょう。

3つの手法で作っているのでそれぞれの記事をご覧ください。

  • チャンクダウン&アップ
  • 専門家と専門家でない人との違いをネタにする
  • 共通項を探してまとめる

チャンクダウン&チャンクアップ(例題:食育)


コーチングで使われる手法の一つです。頭を整理するときに重宝します。
チャンクとは「塊」のこと。なんとなく理解しているけど、

大きすぎて整理しきれないようなもやもやした塊

のことを指します。

塊をほぐしていく作業を「チャンクダウン」
ほぐした塊を整理して意味を持たせる作業を「チャンクアップ」

と呼びます。

チャンクダウンの手順

「どのような」塊をほぐしていくかの設定を決める

小学生の食育とメタボリックシンドロームの予防とでは内容が変わる

ということ。
対象者の設定をしてから始めます。


設定の次はいよいよチャンクダウンをします。

ねこよん
ねこよん

実際にチャンクダウンをしてみましょう。

お題は「小学生1年生への食育について」

チャンクダウン例

朝食、欠食しない、バランスよく食べる、好き嫌いしない、外食ばかりにならない、塩分を控えめにする、腹八分目、家庭環境、料理をする、知識をつける、お手伝いをする、食事時間、野菜も食べる、生活リズム、食べたものを記録する など。

こんな感じでたくさん出し合いましょう。数が多ければ多いほど良いチャンクダウンと言えるでしょう。

チャンクダウンのルールはたった一つだけ。

「無理、そんなのあり得ない」といった否定的な意見はこの段階では無用

ということ。「小学1年生はそんなに外食しないから、外食ばかりにならないはあり得ない」という意見をこの段階で否定する必要はありません。

ここではアイディアの数が重要なので好き勝手に意見をあげましょう。

一見不要だと思われるアイディアが、新たなアイディアを生む場合もたくさんあります。
グループで行う場合はそれぞれに付箋を持たせて、付箋に書き込んだものを順番に貼っていくようなスタイルも盛り上がるでしょう。

チャンクダウンした内容は保存しておくと良いでしょう。
たくさん出したアイディアをもう一度思い出そうとしても、意外と思い出せません。
頭をフル回転していた時の情報なので、掘り出し物は多いと思います。

好き勝手と言っても暴力、差別、倫理に触れるような発言はNGです。
節度を守る必要があるので注意して下さい。

チャンクアップの手順

チャンクダウンで細かくなった塊を形にしていく作業をチャンクアップです。
チャンクアップの手順は以下の通り

塊に順位をつける

自分が大事だと思う順番に並び替えて、その理由を考えます。特にBEST3の順番は特に考え抜く必要があるでしょう。

順位に理由をつける

指導やプレゼンをするときは

「大事な順番から伝える」

というのが鉄則です。
人に何かを伝えるときは1つずつしか伝えられません。

最初に出てくる言葉やスライドが、その人にとって一番重要だと考えるのが普通でしょう。

それがチャンクアップした1番目なのです。

なぜ1番目なのか?2番目はなぜ1番になれないのか?その理由を議論しましょう。

議論して議論して議論して・・・最後まで残った理由が1番目になるのです。
小学生の食育では○○が一番重要です!と言い切れるまで議論しましょう。


これを10番目くらいまで作れば、よくネットで見られる見出しの「小学1年生食育重要度10選」のような見出しになるのです。

例えば、小学1年生食育3選とした場合(内容はランダムで決めました)

順位なし順位あり
・朝食
・欠食しない
・好き嫌いしない
①朝食
②欠食しない
③好き嫌いしない

数字をつけると「とにかく朝食が大事なんだ」と伝わってきませんか?
なんで朝食なんだろう?
この人の話をもっと聞きたい!
となるでしょう。


受け取る側にも受け取る側にも強烈な印象を残すこと、それがその人の特徴や個性になるのです。

仮に他の専門家の人から

他の専門家
他の専門家

「食育は家庭環境が一番大事だと思うのですが?」

ねこよん
ねこよん

○○という理由で朝食が1番としました

他の人から違う意見を言われた時の対策にもなるのです。

エビデンスが重要と言われていても、流石に伝える順番までは決まっていません。
しかし優先順位をつけることは勇気・決断が必要です。
勉強は最後に勇気を出すために必要だと思っています。

チャンクダウン&アップの本当の目的は「勇気を持って順番をつける」ことだと思います

専門家と専門家でない人との違いをネタにする(例題:ごはん)

一般的に考えられることを専門家が見たら違う表現ができる。

聞き手を驚かせて心を掴むことができるので、裏テーマの設定によくなります。

  • 例題:ごはんの見方を考えてみる

専門的に言えば「穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米」、これをごはんとします。

質問:ごはん100gには何の栄養が入っている?

一般的には「炭水化物」と答えるでしょう。これはこれで大正解。

でも専門的に見ればどうなるでしょうか?

多い順番に、炭水化物※1→たんぱく質→食物繊維→脂質という順番を頭に浮かべることでしょう。

※1この場合の炭水化物は「差引法による利用炭水化物のこと、炭水化物―食物繊維。いわゆる糖質とされる場合が多いが日本食品標準成分表では糖質という表記はありません。」

一般的に考えられるのは、食材=何かの栄養が多く含まれている=その栄養素しか入っていない(考えられない)、という図式が成り立つことが多い。

ごはん=炭水化物だけ!と考えている人が多い可能性がある。

決めつけではありませんが、ある程度の仮定は必要でしょう。

そのためにも専門家でない人の意見をたくさん聞いておくことも重要です。

仮説に基づいた資料作りが重要になるということ!

話を戻します。

ごはんには炭水化物とたんぱく質が多く入っていて、脂質はほんの少ししかない。という意見で間違ってはいませんが、これでは普通の情報です。

一番大事な栄養素と言っても過言ではない「水分」が抜けています。

100gのごはんに水分は60g!

炭水化物※1は36.1gと比べても水分の方がはるかに多い。

ごはんの栄養素で一番多いのは「水分」というのが本当の正解かもしれません。

だけど水分は0kcalだし、飲料から取れるので食べ物の水分はピンとこないというのもわかる気がします。

チャンス到来!専門家はこれを見逃してはいけない。

ごはんの水分が60gを逆手に取れば、ごはんの重要性を高めることができるのです。

キラーワード「ごはんで水分補給」

ごはんは食べる量が多い食品の一つです。

ごはんの1人前は150gという相場があります。大盛りご飯は250~300g。

  • ごはん1人前でとれる水分は90g
  • ごはん大盛り1人前でとれる水分は150~180g
  • 3食ごはんを1人前ずつ食べると270g
  • 3食大盛りごはんを1人前ずつ食べると450~540g

ごはん3杯で500mlペットボトルの半分、全て大盛りごはんなら約1本分の水分補給をしていることになるのです。

  • ごはんを食べることは水分補給になる。
  • 夏は朝から食べれば熱中症の予防にもなる。
  • 欠食をしたり、ごはんを抜いたりすることは水分不足になる場合がある。

この話を高校1年生に伝えるとみんな一律に驚いてくれます。
あとは伝え方や見せ方を工夫するだけです。

テレビやネットの情報では「ごはんには炭水化物が多く含まれる」とわかりやすく伝えてくれますが、あくまでも一部を抜粋し噛み砕いたものがほとんど。それが一人歩きして真実のように語られるものが世の中に溢れていると思って下さい。巷の情報がネタとなるヒントが隠れているのです。

共通項を探してまとめる(例題:プロテイン)

あるジャンルの食品や商品を説明するときには、共通項で分けて説明するとわかりやすくなります。

  • 例題:プロテインの共通項を見つけて説明する

プロテインのパッケージ、ポスター、小冊子などにはさまざまな情報があります。
初めて買う人にとってどのプロテインが良いかはとても難しい問題でしょう。

ネットの「プロテインランキング」をみても、やっぱりよくわからないと思っています。
特に味やフレーバーに関しては甘味料と香料の匙加減で無限の味が作れるのですから・・・好みの問題でしょう。

そこで共通項を探してまとめると、たった2つのことに注目するだけでプロテインは怖くありません。

たんぱく質と炭水化物の割合に注目するだけ。

そうするとプロテインは3種類に分類されます。

高たんぱく質、低炭水化物プロテイン

高炭水化物、低たんぱく質プロテイン

たんぱく質と炭水化物が10g前後(等量)

多少のイレギュラーはあれど、これで十分。

大手メーカーのプロテインを例題にしてみましょう。

「高たんぱく質、低炭水化物」のプロテインを比べてみると・・・

ABCDE
たんぱく質 23.3g 20.0g 24.2g 14.7g17.9g 
炭水化物2.5g 3.3g 4.7g 2.4g 0.1g 
1回あたりの使用量30g 28g 35g 20g 20g 
たんぱく質/使用量77%71%69%73%89%
誰もがイメージするプロテインのこと

パッケージやPOPに多い言葉をまとめると・・・

WHY(ホエイ)、BCAA、大豆、身体作り、ウェイトダウン、ボディメイク、筋肉を鍛える、理想の筋肉 など

これらのコメントがあったら「高たんぱく質、低炭水化物」のプロテインの可能性が高い。

「高炭水化物、低たんぱく質」のプロテインを比べてみると・・・

 ABCDE
たんぱく質 6.6g5.8g  6.1g 9.3g 7.4g
炭水化物20.8g 20.3g 36.6g 23.7g 29g 
1回あたりの使用量30g 30g 45g 35g 40g 
たんぱく質/使用量22%19%13%26%18%
炭水化物が多くてもプロテインと呼ぶ

パッケージやPOPにに多い言葉をまとめると・・・

黄金比率(炭水化物とたんぱく質との配合のこだわり)、大きくしたい、リカバリー、回復を早める(回復という言葉を使っている)、運動直後 など

これらのコメントがあったら「高炭水化物、低たんぱく質」のプロテインの可能性が高い。

「たんぱく質と炭水化物が10g前後で等量」のプロテインを比べてみると・・・

ABD
たんぱく質 8.4g 6g 11.1g
炭水化物8.2g 4.9g 6.3g 
1回あたりの使用量20g 14g 20g 
たんぱく質/使用量42%42%55%
ジュニアプロテインと呼ばれるものが多い

パッケージやPOPにに多い言葉をまとめると・・・

ジュニア、成長(期)、小中学生、カルシウム

これらのコメントがあったら「たんぱく質と炭水化物が10g前後で等量」のプロテインの可能性が高い。

ツッコミは重々承知です。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ロイシン、ペプチド、カゼイン、大豆、HMBなどが配合されていたら値段、期待、効果は多少変わるでしょう。

たんぱく質と炭水化物の割合によって、おおよその使い方や目的を絞る必要があります。
ビタミンやミネラルが入っているいないで差別性はありますが、それらもたんぱく質と炭水化物ありきの情報でしょう。ビタミンやミネラルの有無や配合量によってプロテインで期待する作用が変わることはあり得ませんから。

プロテインの初心者にはわかりやすく伝える必要があります。
あとは値段、味、風味、色、手に入れやすさ などで判断すれば良いでしょう。

プロテインを絶対勧めるものでも否定するものでもありませんのでご了承ください。
わかりにくい分野をまとめる手法の例題としてプロテインがわかりやすいと思っただけですから。

プロテイン資料のダンロード
https://siryou-tukatte.com/download/protein-file-download/

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分自身のオリジナルネタ、インパクトのあるネタを作る方法について書いてみました。

要点は以下の通り

・信頼のおける情報を参照にすること
→絶対条件

・チャンクアップ&ダウン
→わかっているけどまとめきれない時に使える

・専門家と専門家でない人との違いをネタにする
→違った角度から相手の意表をつく

・共通項を探してまとめる
→複雑なものをわかりやすく簡単にまとめる

これらを参考に皆さんも新しいネタやカリキュラムを作ってみてはいかがでしょうか。