健康に生きるための栄養素の種類は
3大栄養素と呼ばれる、炭水化物、たんぱく質、脂質。
5大栄養素と呼ばれるとビタミンとミネラルが加わります。
ビタミンはさらに水溶性ビタミン、脂溶性ビタミンを合わせると6種類(ビタミンB群を1種類とカウント)。
ミネラルは多量ミネラル、微量ミネラルを合わせると13種類。
合計22種類。あらためて数えると多いですね。
いわゆる必須の栄養素に分類されないもの、身体に良い作用をするファイトケミカル(ポリフェノール類やカルテノイド類など)を数えると無数に存在します。
これらの必要な栄養素を、食事で過不足とる食事のことを「バランス食」と呼ばれます。
厚生労働省が定めるバランス食とは
- 主食 ・・・ ごはん、パン、麺類、お餅 など
- 主菜 ・・・ 肉類、魚、卵、豆 など
- 副菜 ・・・ 野菜、果物、海藻、きのこ など
- 牛乳、乳製品 ・・・ 牛乳、チーズ、ヨーグルト など
これらの5種類を偏りなく、適量とることが「バランスの良い食事」となります。
バランスを適正に保つための秘訣は5つ
- 好き嫌いをせず満遍なく食べる
食べるものが偏れば、栄養素も偏る。栄養素は単体で仕事をせず、さまざまな栄養素と協力して仕事しています。何かの栄養素が足りなければ、それに関わる身体の営みがうかくいかなる仕組みです。 - 特定の栄養素だけを食べすぎない上にも書きましたが、栄養のとり過ぎは特定の栄養素の不足となります。「過ぎたるは及ばずが如し」という諺にもあるように、身体に良かれと思って特定の栄養素をたくさんとることは、必ずしも身体に良いということはないのです。20世紀までは不足に注目されていましたが、21世紀になってからは栄養のとり過ぎも不足と同じくらいのリスクと考えられています。
1日2回はバランス食を心がける
食生活指針(文部科学省、厚生労働省、農林水産省が提言)の解説文によると、1日主食・主菜・副菜がそろう食事が2食以上の場合、それ以下と比べて、栄養素摂取量が適正となることが報告されている。
- お腹を満たせば良いという考えを改める
食欲を満たすことと、バランスをとることは全く別問題。食材の種類や色合いでバランスを整え、調理方法のバリエーションで飽きない工夫をしましょう。 - 身体に良い食べ物という考え方を改めてみる
一般的に身体に良いとされる食べ物も、食べ過ぎれば害になる。自分に足りないものは何かを調べること、判定する知識があれば自然とバランス食に近づいていく。
バランス食は基本ですが、毎日となると本当に難しい。
自分の食事の傾向を見つけて、続けること、改善することを明確にして明日からの食事の参考にしてみてください。